M&Aが薬局へ及ぼす影響を解説します

近年多くの大手企業間でM&Aが行われているニュースを目にする人は非常に多いでしょう。M&Aとは企業間の買収や合併で、ニュースだけでなく最近ではテレビドラマなどでもM&Aを題材としたものも多く、ネガティブなイメージを持つ人も多いでしょう。M&Aと聞くと大企業間で行われ、莫大な金額が動くことを連想することが多いですが、大企業だけでなく中小企業や、身近な個人経営の会社でももちろん行われています。近年では調剤薬局のM&Aが非常に多くなっています。調剤薬局はご存知の通り、医療機関に隣接されていることが多く、受診した人が薬をもらうためには調剤薬局を利用しなければならないことがほとんどです。調剤薬局は医療分業によりここ数十年で爆発的に増加しましたが、著しい成長は見込めず、M&Aが盛んとなっているのが現状です。

M&Aが調剤薬局にもたらすメリットとは

近年調剤薬局のM&Aが増加しています。M&Aがもたらすメリットとして1番にあげられるのが、事業の承継問題を解決できることです。40年程前に医療分業制によって爆発的に増加した調剤薬局のオーナーの多くは60代後半から70代近くで後継者を探す人が増加しています。しかし、なかなか身近な人で継いでくれる人がいないが廃業させたくないという場合にM&Aは非常にメリットがあるといえます。また廃業させるよりもM&Aを行った方が経営者にとっても利益を得られることが多く、資産を確保することができるため後継者がいない場合には廃業ではなくM&Aを行うケースが増加しています。また事業を続けていきたい場合にM&Aで子会社となり、買い手が大手企業であった場合に信用度をあげることができ、さらなる事業の拡大を目指すことが可能となるのです。

調剤薬局がM&Aを行う場合のデメリットや注意点とは

調剤薬局がM&Aを行うことで事業の承継問題の解決や経営の問題などに関しても問題を解決できる場合が多く、得られるメリットは非常に大きいですが、必ずしもメリットだけがあるわけではありません。当然ながらデメリットや注意しなければならない点もあります。まずM&Aは調剤薬局に限らず従業員の理解が得られず、モチベーションが下がってしまい、結果的に経営に大きな営業を及ぼす可能性が高いというデメリットがあります。また調剤薬局の多くは地元で開業している医師との関わりも深いです。こうした医師の理解を得ることも非常に重要であるといえます。また譲る側もM&Aの相手先を安易に決めてしまうと交渉の際にトラブルが起きてしまったり、M&A後に従業員の雇用条件などが変更されてしまい不満をかってしまう恐れがあるため十分に注意が必要です。